プログラミング

Blockchain as a Service (BaaS) をまとめてみた。

エンタープライズでのブロックチェーンの開発において重要な要素の一つであるBlockchain as a Serviceとして提供されているサービスをまとめます。

2019.09.25
Blockchain as a Service (BaaS) をまとめてみた。

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そもそもBlockchain as a Serviceとは

BaaSと略されるBlockchain as a Serviceは、ブロックチェーンの開発・運用のためのプラットフォームで、主にエンタープライズでの利用を想定してクラウドベースで提供されているサービスです。

クラウドベースで提供されているという経緯から、主にこれまでクラウドサービスの提供を行ってきた企業が自社のクラウドサービスの一環として近年提供し始めています。

BaaSの利点

BaaSを利用することで得られる利点は大きく「開発と保守運用の容易さ」にあります。

BaaSを使うことで簡単にネットワークの構築やその後の保守運用を行うことが可能になります。そのため、開発や保守運用の際に、システム全体ではなくアプリケーションやロジック自体にリソースを充てることができます。

実際に主要なBaaSプロダクトをまとめて見ていきます。

Amazon Managed Blockchain

URL:https://aws.amazon.com/jp/managed-blockchain/

対応ブロックチェーン:Hyperledger Fabric、Ethereum

Amazon Managed Blockchainはフルマネージド型のサービスで、ネットワークの構築から、既存メンバーによる新規メンバーのパーミッション管理のための投票まで一気通貫したサポートがなされています。

既存のWebサービスを提供している企業でAWSを利用しているところも多いことから、これまでAWSを利用していた企業がブロックチェーンを使ったシステム開発を行う際にはAmazon Managed Blockchainが使われるようです。

Azure Blockchain Service

URL:https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/blockchain-service/

対応ブロックチェーン:Hyperledger Fabric、Corda、Quorum (Ethereum)

Azure Blockchain Serviceは、Microsoftが自社のクラウドサービス「Azure」の一環として提供しているBaaSプロダクトで、基本的な機能はAmazon Managed Blockchainと変わりありません。

特筆すべきはQuorumをサポートしていること、Azure Blockchain Workbenchという関連プロダクトで容易にプロトタイプを作成することができること、Microsoftが提供するエディタであるVS Codeから拡張機能を使ってシームレスにスマートコントラクトの作成やテストを行うことができることです。

*QuorumとはJPMorganが開発したイーサリアムのエンタープライズ用の実装で、ゼロ知識証明を使ったプライベートトランザクションやパーミッション管理といった機能がイーサリアムに追加されています。

Kaleido

URL:https://kaleido.io/

対応ブロックチェーン:Geth (Etheruem PoA)、Quorum (Ethereum)、Hyperledger BESU (Pantheon, Ethereum)

デモ:

Kaleidoはイーサリアム自体やイーサリアムの周辺技術を開発するConsensysが提供しているBaaSです。

KaleidoができることはBaaS自体の主要な機能としては上記の2つと大差ありませんが、構築や運用の容易さは非常に優れています。例えば上記の2つの運用はブラウザでは完結しませんが、Kaleidoの場合ブラウザで完結します。

また、ゼロ知識証明を使ったトークンスワップやブロックエクスプローラ、ウォレット、IPFSのインテグレーションなどのDapps開発に便利な追加機能が多数あります。

他にもHyperledger BESUに対応しているBaaSは現状Kaleidoのみです。Hyperledger BESUとはConsensys傘下のPegasysという企業が開発しているイーサリアムのJava実装ですが、プライベートトランザクションやパーミッション管理といったエンタープライズ向けの機能を持っています。

唯一の懸念点はConsensysはAWSやMicrosoftのようにクラウドサービスのベンダーではないということです。

しかし、KaleidoはAmazon Managed Blockchainのマーケットプレイス上で入手・利用可能です。そのためAWSをインフラとして利用している企業にとっても導入がしやすいです。

まとめ

いかがでしたか。

それぞれの企業やサービスで既存の開発・運用環境が異なるため、一概にどのBaaSが良いとは言えないので、それぞれの環境に適したBaaSを試して導入を検討してみましょう。


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