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今さら聞けない?イーサリアムのERC20トークンとは?

この記事では、イーサリアムのERC20トークンについていくつかの例を紹介しながら解説します。

今さら聞けない?イーサリアムのERC20トークンとは?

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ERCとは

 イーサリアムは、オープンソースとして公開された環境で開発が行われており、様々な開発者が世界中から開発に参加し、イーサリアムの性能を向上させる提案が日々行われています。この提案をEIP (Ethereum Improvement Proposal) と呼び、提案の順番を番号としてEIP-XXXと呼ばれます。例えば、100番目のEIPはEIP-100と呼ばれます。

 EIPは、提案内容によって様々なカテゴリに分かれます。ERC (Ethereum Request for Comment) はEIPの1つのカテゴリで、スマートコントラクトの標準化を含む、アプリケーションレベルの規格や規約に関する提案を表します。ERCカテゴリに分類されたものの中で、トークンの仕様に関するEIPの場合、そこで提案され標準化されたトークンのことをEIP-XXXの番号を取ってERC-XXXトークンと呼びます。つまり、ERC-20トークンというのは、EIP-20で提案され標準化された仕様を元に作られたトークンを指します。

トークンとは

トークンという言葉自体に明確な定義はありませんが、ブロックチェーンの文脈で使われた場合、ブロックチェーン技術を使って発行された暗号通貨のことを「トークン」と呼びます。

 このトークンは「Fungibility (ファンジビリティ) 」の有無によって大きくFT (Fungible Token) とNFT (Non-Fungible Token) に分かれます。「Fungibility (ファンジビリティ)」とは、「代替可能性」という意味を持つ、経済学の文脈で用いられる言葉です。

例えばトウモロコシの場合、同じ品種であれば産地がどこであってもその価値や果たしている機能は同等なので「Fungible (代替可能) 」であるといえます。

他にも、複数の証券取引所に上場している株券も、代替可能物であると考えられます。通貨も同様です。例えばAさんが持っている千円札とBさんが持っている千円札は交換しても同じ価値を持つ千円札であるため、代替可能であると考えることができます。

 一方で、「Non-Fungible (代替不可能) 」なものとはどのようなものでしょうか。例えば、土地や家、オリジナルの芸術作品、サイン色紙など、それ自体に個性や価値の違いがあるものは代替不可能であると考えることができます。

 代表的なトークンにおいてはビットコイン (BTC) やイーサリアム (ETH) は代替可能なためFT、ゲームなどの固有のパラメーターを持つキャラクターやアイテム、IDのついた会員権などがNFTに当たります。

ERC20トークンとは

 ERC20は、Ethereumで最初に標準化されたFT(Fungible Token)の規格です。Ethereum上で発行されるスタンダードなトークンを最低限定義した規格となっています。そして、この規格に基づいて開発されたトークンをERC20トークンと呼びます。現在流通しているほとんどのトークンはERC20に基づいて発行されています。

 ERC20の登場以前は、ウォレットや取引所などがトークンを扱うには、それぞれのトークンの仕様を調査し、それぞれに合わせて実装を追加していく必要がありました。ERC20によるトークン規格の標準化により、ERC20に準拠したトークンであれば、同じインターフェースで扱うことが可能になり、ウォレットや取引所などでトークンを扱いやすくなりました。また、標準規格が存在することで、DApps開発者がトークンの実装をスクラッチから考える必要がなくなったため、開発効率も向上しました。

代表的なERC20トークン

ERC20トークンのイメージを掴むためにいくつか例を紹介していきます。

Basic Attention Token (BAT)

 BATはユーザープライバシーとインターネット広告の諸問題にフォーカスしたWebブラウザであるBraveが発行するトークンです。BraveはBATによってICO (initial coin offering) を行い、開発資金などの調達をしました。Braveブラウザはデフォルトで広告がブロックされますが、ユーザーが広告の許可した場合にはユーザーの興味・関心 (attention) が計測され、報酬としてBATが支払われる仕組みになっています。

USD Tether (USDT)

 USDTはUSドルにペッグしたステーブルコインです。Tether社が顧客のUSドルを預かり同額のUSDTを発行します。USドルとペッグされているため、当然USDTは代替可能です。USDTは暗号通貨取引所での基軸通貨や送金手段として用いられています。

Binance Coin (BNB)

 BNBは世界最大手の暗号通貨取引所であるBinanceが発行するトークンです。BNBを用いて取引手数料を支払うことで割引を受けることができたり、IEO (Initial Exchange Offering, 取引所がトークンを取引所でICOさせ、そのまま直接上場させること) への参加権として機能したりします。

これらは全てERC20の規格に準拠して発行された代替可能なトークンです。

まとめ 

  いかがでしたか?ERC20はファンジビリティ (代替可能性) を持っており、非常に標準的なトークンの規格なので、様々な用途に用いることができます。また、ERC20トークンを自ら開発することも最低限の知識さえあれば容易にできます。是非この機会にトークンの開発知識を身につけ、オリジナルのトークンを開発してみてはいかがでしょうか?

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